腹部エコー検査|せき川クリニック 神戸市東灘区 摂津本山駅3分の内科・消化器内科

せき川クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科
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腹部エコー検査

腹部エコー検査とは

腹部エコーは超音波を用いた検査のひとつです。同検査では超音波(人間の耳では聞くことができない高い周波数)を発生する装置から対象部位に向けて超音波を発信します。そして、跳ね返ってくるエコー(反射波)を再び装置で受信し、コンピュータ処理をして電気信号に変えることで、画像として対象部位の状態や病変の有無を確認することができます。

この腹部エコーは、主に腹部の臓器や血管の異常の有無を調べるために行われるもので、消化器に関連する肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、下腹部では膀胱、前立腺、子宮や卵巣などの病変を調べる際に有用です。なお検査時にX線は使用しないので放射線被爆の心配はありません。

腹部エコーで見つかる主な病気
脂肪肝、肝のう胞、肝硬変、肝がん、肝血管腫、胆のう炎、胆石、胆のうポリープ、胆のう腺筋症、胆のうがん、胆管がん、膵のう胞、膵がん、腎のう胞、腎結石、水腎症、腎がん、脾腫、前立腺肥大、前立腺がん、子宮筋腫、子宮がん、卵巣嚢腫、卵巣がん など

検査の受け方

食事をすると消化管内に空気が発生しやすくなり、この空気が腹部内に充満していると画像が不鮮明になることがあるため、絶食した状態で検査を受けることが望ましいです。また、膀胱、前立腺、子宮、卵巣といった下腹部の臓器を観察する場合は、排尿をがまんして頂いた状態での観察が望ましい場合があります。

基本的には検査時は、検査台の上で仰向けになって頂きます。その状態で腹部にゼリーを塗り、探触子(プローブ)を腹部に押し当て、腹部の臓器(肝臓、胆のう、膵臓、腎臓など)の画像を観察します。検査する部位によっては、横向きや座位をお願いすることがあります。腫瘍などが見つかった場合は、CTやMRIなどさらに詳細な他の画像検査をお勧めする場合があります。